多汗症は年齢を重ねると改善するのか?
多くの多汗症の方が考えたことがあるのではないかと思います。
今回は多汗症の40代男性の方にお話を伺わせていただきました。
結論から言うと、年齢(内面の変化)とともに改善していったそうです。
ではどのように改善していったのか?
まずは学生時代、社会人になってからの多汗症の悩みや対処法などをお話ししていただきました。
学生時代

悩み
野球をやっていたので手が汗ばみ、グラブやバットがベタベタになった。
試合ではより緊張して普段より汗が出てくる。
またグラブを握るときに滑らないように、投げるときに暴投しないように一球一球汗を拭いていた。
テストでは緊張して汗が出るのでプリントが湿っていた。
握手や腕相撲などで、人との接触(特に女性)が苦手になった。
対策
着替えの予備を持っていくぐらいしかしていなかった。
社会人

悩み
水色のYシャツを着ると汗染みが目立って笑われた。
ひどいときは汗染みがスーツまで到達するため、グレイのスーツの色が変わっていた。
運転をすると、手汗でハンドルが滑る。
キーボードが汗まみれになる。
社会人になってから現状までの対策
気持ちを平静に保つ状態を作り出す。
内面に不安→汗が出る→匂いや汗染みが気になる→周りの様子が気になる→より汗が出るという悪いスパイラルになるため
外出時は、朝シャワー、脇へのデオドラントクリーム、香水(さわやかなもの)をつけるの3点セットを行い、体を清潔にする。
スケジュールごとに汗拭きタオル、替えのYシャツ、下着、靴下、携帯用のデオドラントなどを準備しておく。
特に夏は脇やすね毛に汗が残っている感覚をなくすために剃る、または短く切る。
また夏はシャワーの回数を増やす。
シャツは白色。濃い色や水色などは避ける。
必ず替えを持っておく。
周りに事前に伝えておく
実際の事象を見てひかれるよりも事前にオーバーに言っておく。
人を気にしすぎない
神経を自分に注力する。私は幼いころから自分よりも周りのことを異常に気にしていた。
人のことが気になる、緊張する→緊張が体のサインとして汗となって出てくる。
過去に試したこと

氷を脇に挟んだり、手で握ったりする。体温を下げると汗が引いた。
脇汗パットはパットの間に汗が残り気持ち悪かった。
最後に何か言いたいことなどございますか?
私が思うに
1.外部環境への地震の敏感な反応
2.内面での気持ちの誇大化
3.反応してしまう=汗
4.その結果としての外部反応=相手が嫌がるのを見る
5.自分の多汗症を悔やむ
この経験のセットが積みあがるほど一連の流れがより大きくなると思います。
鈍感、安心がキーワードかと。
私の場合は年齢(内面の変化)とともに、改善していきました。
気になる汗のにおいも最近の制汗剤はいいので、ほとんど気にしません。
少しでも参考にしてくれればうれしいです。
終わりに
今回は40代、つまり10代から約30年ほど多汗症と付き合い続けている方にお話を聞くことができました。
この方がおっしゃっていた悪いスパイラルの部分は多汗症の方みなさんとても共感したんじゃないでしょうか?
一度気にしだすと止まらなくなりますよね。
あと運転の件は私もどうしようか悩んでいます。
まず教習に行くことが多汗症だしという理由で行けてないです。
やはりきちんと説明して手袋をつけながらとかするしかないのでしょうか?
今回のお話で、この方は年齢を重ねると内面が変化し、多汗症が多少ましになるとのことでした。
確かに思春期の今に比べると周りに過剰に反応することも減り、メンタル的に落ち着けるようになるのかもしれませんね。
僕が多汗症で悩んできたことや対策などはこちらでまとめています。
少しでもこの記事が皆さんのお役にたてたら幸いです。
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